このたびの世界遺産登録をたいへん嬉しく思います。明治期の先人達が残されたこれらの遺産により、日本の産業は飛躍的に発展を遂げ、近代国家へと成長できました。当地域としては、これらを世界遺産として、大切に保全し、後世に残し、観光をはじめ地方創生に役立てていきたいと思います。
当時は、いち早く近代化を実現しなければならないという危機感があった時期であり、今回登録された遺産の多くが九州・山口にあるのは、明治期の近代化において、九州・山口が日本をリードしていたということでもあります。これを誇りに、我々も先人達に負けないよう九州・山口から日本を動かす気概を、改めて示していきたいと思います。