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第25回九州(日本)・韓国経済交流会議(11/19~21)

九州(日本)・韓国経済交流会議は、九州と韓国が双方の資金、技術、人材等の地域資源を相互補完し、貿易、投資、産業技術の交流拡大と地域間交流の促進を目的とする定期交流の場として、1993年から毎年開催。九州経済連合会と九州経済産業局が事務局を務める九州経済国際化推進機構では今回、韓国全羅北道群山市において、環黄海会議に合わせ、九州管内の関係機関及び韓国政府等と連携・協力し「第25回九州(日本)・韓国経済交流会議」を開催した。 今回の本会議では「日韓共通の課題~グローバル人材活用~」をテーマに、両国の代表挨拶をはじめ、民間の代表から各国で実施している人材マッチングやインターンシップ、人材育成等に関する報告・提言があった。その後、人材マッチング事業等の課題について意見交換が行われた。その結果、韓国若年層が日本企業に就職した後の離職率を低減するため、韓日協会・韓日財団が日本の企業に就職した韓国学生や韓国学生を採用した日本企業に対しアンケートを実施し、その結果を受けて両国で人材マッチング事業等の改善を図ることとなった。

 

 

 

本会議の翌日には、「九州(日本)・韓国経済交流会議」の一環として、韓国学生の採用を予定している九州の企業と日本での就職を希望する韓国学生とをマッチングさせるため、「九州(日本)・韓国 人材マッチング相談会」を開催した。当日は、九州企業9社・韓国学生12名が参加し、1対1の面接が41件実施された。相談会後の企業向けアンケートで、企業5社が11名の学生(ただし、企業希望が重複しているため、実質の学生数は5名)を希望した。その後、対象学生に対し入社意思を確認したが、いずれもマッチングが成立しなかった。また、両国の防災機器・防災用品分野での「日韓防災機器・用品商談会」を併催した。 日本の人材不足と韓国若年層の就職難という課題解決のために、日本企業と韓国人材の人材マッチングや就職後の支援等に関して、九州と韓国が連携して改善を図るとともに、今回人材マッチングに参加した韓国学生が少なかったことから、次回は開催場所・時期について十分な検討を行い、より多くの成果が出るようにしたい。

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