社団法人韓日経済協会から九州・山口9県に対する合計25,000枚のマスク寄贈を受けて、福岡市の九経連と韓国・ソウル市とを結んで、WEB形式での贈呈式を開催した。 　この経緯は、新型コロナウイルス感染症の影響で日本が深刻な衛生関係物資の不足状況に置かれているなか、「韓国人が多く住む隣国および友好都市に対する配慮が必要である」との在日韓国人社会や企業等からの多数の意見を受け、韓日経済協会が窓口となって資金を募りマスクを購入。環黄海経済・技術交流会議等を通じて縁の深い九経連に寄贈先について相談があ り、九経連から各県の新型コロナウイルス感染症対策部署等に受け入れを 打診、快諾を得たもの。 　各県に代わり九経連役員等が参列した贈呈式では、モニターを通じて韓日 経済協会の金鈗(キム ユン)会長から、コロナ禍にあっても民間交流を継続す ることの大切さ、寄贈物資の有効活用を願う挨拶がなされた。これに対して 麻生泰会長から、志への深いお礼とともに、今後もさまざまな分野で連携・ 協力に資する諸活動を展開していきたい旨の言葉をお返しした。