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第17回環黄海経済・技術交流会議(11/19~21)

環黄海経済・技術交流会議は2001年3月より中国、韓国の中央政府や経済団体とのパートナーシップの下、環黄海圏の経済交流の深化を図るため九州-韓国-中国持ち回りで毎年開催している。17回目となる今回は韓国全羅北道群山市で開催された。 今回はメインテーマである「地域間交流の促進」と「『イノベーションを通じた新産業・新市場の創出』による環黄海地域の経済交流モデル構築」の下、「医療・ヘルスケア産業」「電子商取引」「環境・エネルギー」の3つをテーマとして各国の産・学・官の取り組み事例紹介や提言等があり、環黄海地域での課題等への共通認識や今後のビジネスに繋がる情報交換が行われた。

本会議ではメインテーマである「地域間交流の促進」と「『イノベーションを通じた新産業・新市場の創出』による環黄海地域の経済交流モデル構築」に関して、3国間での協力事例紹介や交流深化への各地域の取り組み紹介・提言、三国の地域間協力に係る提案が行われた。また、併催事業の報告・総括、「環黄海経済・技術交流大賞」の表彰を実施した。 最後に韓国側主催者から全体総括が行われ、今回の会議は産官学から多くの企業・団体が参加した有意義な会議であり3国の協力を深め東アジアの経済の発展に寄与していることを確認し閉会となった。

 

産業視察では群山市に進出している企業、東レ先端素材株式会社群山工場、および三養INNOCHEM株式会社群山工場を視察した。 本団の産業視察とは別に、木材の韓国向け輸出やフェリー貨物による中国・韓国向け農水産物輸出の可能性を探るため、麻生会長・平井常務・安藤国際部長による群山港、コンテナターミナル、石島国際航運有限公司の視察・情報交換が行われた。 「地域間交流の促進」と「イノベーションを通じた新産業・新市場の創出」に繋がるさまざまな議論や提言行われたが、環黄海地域を発展させるためには三国の産・官・学がそれぞれの立場を超えて相互理解と連携・協働して交流を深化させ、具体的な成果に結び付けていく努力が重要であることを改めて感じた。 なお、次回開催地は中国山東省済寧市に決定した。

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