トピックスTOPICS

インドビジネスセミナー

本会は、MOUを締結しているインド商工会議所連合会(FICCI)によるインドビジネスセミナーを共催した。その巨大な人口、高い経済成長率から今後有望な市場として注目されるインド。しかし、異なるビジネス文化に戸惑う日本企業がいるのも事実である。こうした実情を踏まえ、FICCI及びインド参入コンサルタントとして実績のあるM+V社の講師より、インド市場の魅力、参入戦略及び人事・組織に関する問題の解決方法等実践的な内容について講演。講演では、商品がインドでどのように使用されるのか実態をつかんだ上で商品開発・販売に取り組むことが必要であること、代理店を出すだけ、あるいは少数の日本駐在員を現地に派遣するだけでは、多様性あふれるインドでうまく対応できないこと、またインドではいかに優秀な人材が多く輩出されているか等、実例や数値を示しながら説明があった。  約60名の参加者は、講演後今後のビジネス展開にあたっての疑問・課題について講師と質疑応答を行なった。来賓である在大阪・神戸総領事より、福岡県をはじめとする九州との経済交流の発展に大いに期待しているとの挨拶があった。  最後のネットワーキングタイムの時間まで熱心に名刺交換・意見交換が続けられ、盛況裏に終えることができた。

 

<来賓・講師略歴> 敬称略 T・アームストロング・チャンサン(Mr. Thongkhomang Armstrong Changsan) 在大阪神戸インド総領事 1997年インド外務省入省。東京、ナイジェリア・ラゴスで勤務。インド外務省本省では、国連経済社会部において気候変動から人権問題まで広範な任務に携わった。その他、アッサム州ゴーハティ市の外務省支所ならびに旅券事務所にて課長を務めた。その後、在南アフリカ共和国インド高等弁務官事務所副高等弁務官を経て、2015年6月4日に在大阪・神戸インド総領事館総領事就任。 アトゥル・シュングル(Mr.Atul Shunglu) インド商工会議所連合会 事務局長補 日本担当ディレクター インドの民間企業にて食品業界の貿易や幅広い業界での新規事業開発を携わった後、2000年にFICCIへ入社。 2015年より現職。貿易使節団や投資促進業務等に従事。ヨーロッパ大学MBA。 クラウス・マイヤー (Mr. Klaus Maier) M+V 代表取締役 ドイツ出身。ドイツとスペインで国際経営を専攻し、物流会社へ入社。米国勤務後、90年代よりインドで勤務し、2000年にM+Vを設立、以来約20年間ニューデリ在住。欧米、主にドイツ企業のインド市場参入支援を手掛ける第一人者。 サムリティ・パラシャー (Ms. Samriti Parashar) M+V エグゼクティブサーチ責任者 インド出身。エグゼクティブサーチ歴15年。インド及びインドネシアにて日本の人材紹介会社に勤務。 主要なサーチファームにて要職を歴任。小売業、製造業、鉱業、エネルギー、IT、ホスピタリティー、等々様々な業種での採用案件で業績を上げる。2015年からM+Vにて現職。

入会案内はこちら