竹島和幸委員長の挨拶の後、事務局から「平成24年度並びに25年度上期事業報告」を行った。その後、九州地方整備局長の岩場サ泰彦氏から「九州の交通基盤整備に関する現状と課題」、また、日本大学経済学部教授の加藤一誠氏から「空港・航空政策の方向性と公民の役割」と題してご講演をいただいた。
岩場サ氏からは「人」「もの」「産業」の切り口から九州に明るい兆しがあることを踏まえ、九州の交通基盤整備の現状と見通しについて詳細にご説明をいただき、最後に「東日本大震災」における対応を例示しながら、交通基盤整備における減災・防災の重要性を示唆された。
また、加藤氏は、委員を務める航空分科会基本政策部会での議論を中心に、空港・航空政策の方向性を述べられた後、公と民の役割や、空港の一体運営における課題等を説明され、地元や関係機関など空港政策受容者のマインド形成が重要として講演を終えた。