一般社団法人九州経済連合会

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会長コメント

新年のごあいさつ
2016年1月1日

あけましておめでとうございます。
旧年中は本会活動に対して、格別のご理解とご協力を頂き厚くお礼申し上げます。
アベノミクス効果もあり、企業の決算は順調に回復しており、採用活動を見ても2、3年前の状況とは異なり、採用難という流れも始まっています。日本経済は、デフレ脱却までもう一息のところまで来ています。
この絶好の機会に、自らチャンスを掴みに行く現役リーダーのアクションが求められています。このため、九経連では、その後押しを行っていく上で、九州各県との「九州地域戦略会議」やアジア10カ国・地域の主要経済機関と締結しているMOUのパイプ等を活用しながら、以下の産業振興や基盤整備を進めて参ります。
産業振興においては、引き続き観光と農林水産に力を入れ、後継者が九州に戻ってくる好循環の実現を目指していきます。
観光では、九州の外国人観光客数、いわゆるインバウンドの数が前年比60%強の増という、これまで体験したことのない伸び率を示し、全国平均を大幅に上回っています。是非、この観光を九州の新しい基幹産業として皆で育てていきたいと考えています。そのためには、滞在日数を伸ばしてもらう等による旅行消費額の拡大に対する工夫が必要となってきます。
九経連では、公衆無線LAN環境の整備・拡大や、飲食店・商業施設等での多言語化表示の拡大、九州の強みを活かした温泉をはじめとした観光資源の魅力づくりなどを進めていきます。また、九州が一丸となって“九州ブランド”を築き、世界からの観光客を九州に引き付けるために、若者のアイデアに積極的に機会を与えることも重要です。
次に農林水産業では、輸出による大きな伸びは始まったばかりですが、安心な日本製品、美味しい日本食材に対する信頼と期待は非常に強いものを感じます。
九経連では、昨年、JA等と連携して農水産物輸出商社(九州農水産物直販㈱)を設立し、香港でのトライアル販売を開始しました。九州からの農水産物のサプライチェーンが拡大することで、農家所得の拡大を進めます。
養殖漁業は大きな可能性を持っています。おりしも日本食ブームが世界的に広がる中で、養殖魚の輸出拡大を担う専門組織の設置検討を行い、新しい輸出産業として育てる取組みを進めて参ります。
また、林産資源の海外輸出も九州の強みとなりました。昨年は、福岡において中国・韓国向けの輸出商談会を行い、約3億円の成約(見込み)が実現しました。海外市場への更なる販売力強化を進めることで、林業においても若者が戻ってくる好循環をつくる取組みを実行していきます。
九経連では、さらに、これら産業の振興を進める上で不可欠な行財政改革や人流・物流基盤としての社会インフラの整備を推進し、産業活動を行いやすい環境整備に取り組みます。
 具体的には、規制緩和や法人税の改革。東九州自動車道の残された区間と東西九州をつなぐ横軸の整備を促進するとともに、九州新幹線西九州ルートの早期整備、九州の玄関口である福岡空港の滑走路増設等を推進します。
アベノミクス第二ステージを迎え、日本経済を揺るぎない成長軌道に乗せていくには、成長戦略の実績を出していくことが重要です。また、地方創生に向けて、政府が多様な政策メニューを提示し、経済が上向きつつある今こそ動くときです。
観光や農林水産分野等での成果を皆で共有し、きらりと光る九州らしさの創生により、更なる好循環を実現していくことが重要です。このため、九経連事務局スタッフに対しては、日本全体の流れと九経連の存在意義をしっかりと理解して、その動きに積極的に参加、貢献していくことを強く望みます。また、九経連の会員企業の海外事業展開に際して、有益な情報の提供やパートナー選択に資するため、語学力と情報収集力の向上を期待しています。
強みをさらに磨き、九州から多くの明るい実績を出していくことで、日本全体の経済成長への具体的なヒントを示し、「九州から日本を動かす」という使命の実現を加速させて行きたいと考えています。アジアの成長はさらに拡大し、大きなビジネスチャンスが動き始めているのです。今月は、その大事な一年の始まりです。

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