一般社団法人九州経済連合会

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会長コメント

新年のごあいさつ
2015年1月1日

一般社団法人 九州経済連合会 会 長 麻生  泰

 皆様あけましておめでとうございます。
 旧年中は本会活動に対し格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、海外を訪れると、とりわけアジア諸国において、まさに“伸びゆくアジア”という圧倒的な活気を感じます。今後さらに所得が上がり、旅行や投資が活発になっていくでしょう。
 日本経済は、アベノミクス効果で大きな流れが上向いていますし、「地方創生」が打ち出され、地方からアクションを起こしやすくなっています。
 現役世代のリーダーはこの絶好のチャンスを自らつかみにいかなければなりません。九経連はその後押しを行っていきたいと考えています。

 その一つが、アジア9ヵ国・地域の主要経済機関と締結しているMOU(了解覚書:Memorandum of Understanding)の活用です。既に多くの人脈、情報を蓄積し、会員企業様とともに複数の海外展開プロジェクトを推進しています。加えて、中長期的にリスクマネーを供給するクールジャパン機構とも業務提携に関する覚書を締結しており、これらを活用して会員の皆様の海外展開を支援して参ります。
 また、国に対しては各種要望活動を行っており、規制緩和等の実現を通して会員の皆様の事業環境改善に努めて参ります。
 加えて、九州各県とは「九州地域戦略会議」を開催しており、課題の共有と九州の一体的発展に向けた具体的なプロジェクトを展開していきます。

 九経連では、これら海外、行政とのパイプを最大限活用しながら、以下の産業振興や基盤整備の促進を図ります。
 産業振興の観点では、特に農林水産と観光の成長産業化に力を入れます。
 農林水産分野では、農産物の販路拡大の取組みを通して農家の収入を上げ、次世代の担い手確保につなげます。具体的には、国の各種補助金を活用し、国内外で商談会等を開催、海外での「九州産直市場(仮称)」の設立に向けた活動を行います。また、林業では川上から川下まで業者間の連携を促し、販路拡大を進めます。水産業では昨年策定したアクションプランに基づき、養殖業の育成をはじめとする取組みを実行していきます。
 観光分野では、第二期九州観光戦略の目標に、2023年に観光消費額3.5兆円(2010年2.1兆円)、九州への外国人客数440万人(2010年100万人)を掲げており、公衆無線LAN環境の整備、MICEの推進、サービスレベルの向上等に関係各所と連携して取り組んでいきます。
 この他、新たな産業分野として再生可能エネルギーの産業化、ヘルスケアビジネスの創出等についても取組みを進めていきます。
 九経連ではこれら各産業の振興と併せて、産業活動を行いやすい環境整備の観点から、規制緩和や社会インフラの整備等にも取り組みます。
昨年、規制改革などを集中的に進める「国家戦略特区」に九州から福岡市と沖縄県が選ばれました。この特区で成功モデルを作ることができれば、日本の経済成長に大きく貢献します。会員企業の皆様におかれましては、特区へのご提案並びに特区を活用した事業の展開を是非お願いいたします。
 また、本年は東九州自動車道の北九州~宮崎間が一部区間を除き開通する予定です。全面開通は九州の悲願であり、残された区間と東西九州をつなぐ横軸の整備についても引き続き着実に推進します。併せて、アジアとのビジネス・交流の拡大をにらみ、九州の玄関口である福岡空港の容量拡大を推進する等、九州を魅力的なビジネス・交流拠点にしていきたいと考えます。

 九州は今後も伸び続けるアジアが近くにありますが、今動いて自らチャンスをつかまなければ、国内他地域や海外の企業に先を越され、取り残されてしまいます。2015年はまさに正念場であり、私は「九州から日本を動かす」という気概と覚悟を持って九経連会長としての役割と責務を果たしていきたいと考えています。会員の皆様におかれましては、委員会を中心に九経連の活動にご参加いただきたく、本年も引き続きご指導とご協力をお願い申し上げます。

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