九州経済調査協会は、本年7月8日、九州(沖縄県含む)の2021年度実質域内総生産
(GRP)成長率見通しを前年度比+3.4%と予測することを公表しました。
2020年12月の当初見通しと比べ、新型コロナウイルス変異株の流入および感染再拡大
により、0.3%ptの下方修正となります。
2021年度の実質GRP実額は48.8兆円で、コロナ禍前で最も高かった18年度を2.7%
(1.4兆円)下回る水準であると予測しています。
同年度水準への回復は、現時点では23年度を見込んでいますが、ワクチン接種により
集団免疫を早期に獲得できたならば、21年度成長率の上振れ、早期の経済回復も
起こりうると予測しています。