上海新滬商連合会大商学院 九州訪問団受入
2016年8月25日
中国上海の経営者は今、日本企業に強い関心を持っている。日本企業のサービス精神や匠の技術、100年企業の秘訣などを日本から学び、企業価値の向上を図ろうと努力しているからだ。こうした中、当会MOU締結先の一つである中国上海経済団体「新滬商連合会」の王執行会長を団長とする同会経営者養成機関「大商学院」の企業家18名からなる「上海新滬商連合会大商学院九州訪問団」を受け入れた。メンバーは中国全土で3,000軒以上のホテルを経営する如家酒店集団の孫堅CEOや中国トヨタと取引しているWELE蒋建国総経理など30代前半~50代前半の若手経営者である。彼らはひと時も休むことなく九州企業や経済団体幹部、福岡市副市長を訪問し、熱心に質問していた。
今回は様々なテーマで意見交換を行ったが、今後、両団体は以下のテーマで連携していくことを確認した。当会では上海と九州の貿易投資拡大に向けて、以下のテーマに新たにIT産業を加え、今年度下期に上海交流事業を実施予定である。
(1)九州から上海への農水産物輸出促進、日本産農水産物の輸入規制緩和
(2)九州伝統工芸・伝統産業の上海展開支援
(3)中国人富裕層をターゲットとする九州医療ツーリズムの枠組み構築
(4)上海企業の対九州投資誘致(九州事業所の設立支援)
(5)上海クルーズ船で来九する中国人観光客の満足度向上支援
