関門海峡道路の概要

大きな期待を担う関門地域

 北九州地域と山口地域は、古来より関門海峡を挟んで産業・経済・文化などあらゆる面で結びつきが強く、人的交流も極めて活発です。また、北九州市と下関市の都市活動の規模は中枢都市である福岡市、広島市にも匹敵し、特に近年、西日本における一大交流拠点を目指し地域開発が進められる一方、今後、九州・西日本地域がアジアのゲートウェイとして、また地域連携と交流による自立的な発展を目指すうえで、関門地域の一体的な発展に大きな期待が寄せられています。


地域の夢の実現をはかる関門海峡道路
グローバルスタンダードな交通・交流社会資本の本格稼働

 関門地域は、東アジアを睨んだ物流・人流の国際交流拠点として、特に響灘ハブポート、下関沖合人工島、新北九州空港、北九州学術・研究都市など大規模プロジェクトが進められています。これらプロジェクトの2005年前後の稼働に伴い関門都市圏の新たな高規格道路ネットワークの構築が必要になります。この要となるのが関門海峡道路です。このため2005年供用を目指し整備を急がねばなりません。


3つの国土軸の結節点の強化

 本州側では中国縦貫自動車道、山陽自動車道、山陰自動車道の3本、九州側では九州縦貫自動車道、東九州自動車道、西九州自動車道の3本の高規格道路がそれぞれ計画・整備されています。しかし、関門地域には関門自動車道1路線しかなく、全国総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」でも長期的に複数の国土軸の結節点として位置づけられる中で、全国的な高規格道路ネットワークのボトルネックになりかねません。そのため、国土軸の結節点の強化策として関門海峡道路が必要です。


関門地域の一体的発展と関門海峡交流圏の形成

 関門地域のもつポテンシャルである響灘等の広大な開発用地、アジア近接、産業集積などを生かし関門都市圏として一体的発展を図るうえで、また関門海峡は国内外における物流・人流の要であり、中国・九州、さらに四国を含めたより広範な関門海峡交流圏を形成していくうえでも関門海峡道路は重要となります。


関門断面における増加交通への対応と海峡部の日常的な利便性の確保

 現在の関門断面の道路交通量は、関門トンネルと関門橋をあわせて約6万5千台/日で、昭和55年当時と比較して2倍近い交通量となっており、近い将来、増加交通への対応が必要となります。また、関門トンネル、関門橋とも北九州・下関市の中心部から遠く迂回しているうえに、関門トンネルは建設年次や構造的特徴から、頻繁な通行規制が行われ、海峡部の日常的な利便性が阻害されており、関門海峡道路を早急に整備する必要があります。そのほか災害時における代替ルートの確保の観点も重要です。

 

中国と九州地域の経済界が手を結んで

 関門海峡道路は、これら地域の夢を結ぶ橋として大きな期待を担っていますが、早期実現を促進するには、中国地域と九州地域の中核をなす、広島、関門(北九州・下関)、福岡の各都市圏がより一層連携を強化し、取り組む必要があります。
 このため、中国経済連合会、九州・山口経済連合会、北九州・下関両商工会議所を中心に地元団体・企業が一緒になって、中国経済界と九州経済界が初めて手を結んで民間主体の促進体制を発足させました。それが「関門海峡道路建設促進協議会」です。
 当協議会は、今後、関門海峡道路整備促進期成同盟会や関門海峡道路整備促進(山口県議会、福岡県議会)議員連盟等とも一層連携を強化し、関門海峡道路、並びに下関から福岡に至る地域高規格道路の早期整備に全力をあげて取り組むことにしています。

関門感興道路の2005年供用に向け、
民間の総力結集と官民の連携強化で実現!

新しい国土構造のイメージ図と、アジア諸都市から見た関門の位置
年平均交通量の変化