【2017年度事業計画】
観光を九州の新たな基幹産業とするため、九州一体となった観光戦略の第二次アクションプランを推進するとともに、インバウンドの消費拡大策と受入れ環境整備策の検討・実施を行う。また、大学や観光関連事業者と連携した観光人材の育成やMICE産業の振興に資する取組み、各種要望活動等を行う。
【具現化】
①「第二期九州観光戦略」の実現
・「第二期九州観光戦略~第二次アクションプラン~」(2017年度~2019年度)を推進する。
②外国人観光客の旅行消費額の拡大と受入態勢の整備
・九州への外国人観光客の数・滞在日数・旅行消費額の拡大に向けた対策を検討・実施する。
(外国人観光客消費拡大の仕組みづくりプロジェクト推進、ビッグデータを活用した情報発信、旅館への外国人宿泊客誘致及びまちづくりの観点での旅館振興、農産品等の免税品造成、ニューツーリズムの普及・促進など)
・外国人観光客受入態勢の整備に向けた対策を検討・実施する。
(無料Wi-Fi環境整備促進、飲食施設・商業施設の多言語対応(IoT等)推進によるサービスレベルの向上など)
③来訪促進
・九州内各都市コンベンション協会との連携ネットワークを構築し、九州一体となったMICE※誘致を図る。
※MICE:企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、イベント、展示会・見本市(Event/Exhibition)の頭文字。多くの集客交流が見込まれるビジネスイベント等の総称。
・欧州航空会社の活用による欧州からの誘客を支援する。
④広域連携事業の実現
・九州ならびに沖縄の観光素材を活かした高品質クルーズ船周遊ルートの実現に向けて、関係機関と連携し実施体制の構築を図る。
⑤観光産業における人材育成
・大学及び観光関連事業者と連携し、インターンシップ実施に向けたマッチング支援、観光カリキュラムの策定・コーディネートを行う。
【調査及び提言】
①IR誘致実現による来訪者の滞在・消費促進
・IR※の周知・啓蒙を図るため、IR推進協議会に参画し情報収集すると共に、九州へのIR誘致実現に向けた活動を行う。
※IR:Integrated Resort、カジノを含む統合型リゾート
【要望】
①観光振興
・観光委員会および企画部会の運輸・宿泊・観光施設・物販・旅行の各事業者の委員を中心に要望作成における検討を行い、中国人個人観光客に対する九州7県数次ビザの創設、観光産業に携わる人材の確保・育成、出入国手続体制の充実及び外国人旅行者の受け入れ環境整備に対する支援などを関係機関に要望する。
MICE(マイス)とは多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称であり、企業等の会議(Meeting) ・企業等の行う研修・報奨旅行(Incentive travel, tour)、国際機関・団体等が行う国際会議(Convention) 、見本市・イベント(Exhibition・Event)の頭文字をとってMICE(マイス)と呼ばれています。
九経連観光委員会においては、国内外から多くの方が集まる国際会議を始めとしたMICE(マイス)の九州への誘致は重要なものと位置づけ、その内容は全産業に通じ、あらゆる分野の産業振興に寄与するものであると考えWGとして取り組んでまいりました。その取り組みの一環として本会会員企業様を対象としてインセンティブツアーに活用可能な企業様を本会ホームページにて紹介させていただきます。
MIにおいては企業等の行う研修・報奨旅行(Incentive travel, tour)に着目し、H26年末より会員企業様にアンケートならびにヒアリングを行い、国内外の企業の研修・報奨旅行に活用可能な施設について調査を行いました。そのうち、受入可能な企業施設を紹介いたします。
CEにおいては、国際機関・団体等が行う国際会議(Convention)に着目し、関係機関(各都市コンベンション協会等)と協力し九州へ誘致するべく活動しております。
また、見本市・イベント等に関しては九経連主催・共催にて開催されているものも多くあり、都度本会HP「お知らせ」にてご案内しておりますのでご覧ください。
九州の産業の未来を担う観光人材、MICE人材の育成においては、大学・PCO(Professional Congress Organizer:コンベンション等を専門的かつ総合的に組織・企画・ 運営する専門業者)と協力してMICEのプロを育成するべく人材育成プログラムの構築を進めております。
(受付期間:2018年01月18日~2018年02月13日)